夏はバッテリー管理をしっかりと!
夏季におけるバッテリー膨張対策について(簡易ご案内)
平素より大変お世話になっております。
今回は、夏季におけるバッテリー膨張リスクの軽減について、簡単ではございますがご紹介させていただきます。
■ バッテリー膨張の傾向について
冬季と比較して、夏季は気温の上昇に伴い、バッテリーが膨張する事例が多く見受けられます。
これにより管理にお困りの方も少なくないかと存じます。
■ 膨張リスクを軽減する運用ポイント
以下のように設定・運用を見直すことで、バッテリー膨張のリスクを抑えることが可能です。
-
バッテリー残量警告の設定について
残量警告機能がある機種の場合、警告の初期値を30〜40%に設定し、
この範囲を下回らないように運用してください。 -
設定機能がない機種の場合
電圧や%表示を目安に、常に残量30%以上を維持するようにしてください。
👉 簡単に申し上げますと、「バッテリーを使い切らずに運用すること」が膨張リスクの軽減につながります。
■ 使用後の冷却について
飛行後のバッテリーは、**速やかに20~25℃以下の保冷環境(※結露にご注意)**で冷却してください。
例:保冷庫、クーラーボックス等
→ バッテリー内部での化学反応によるガス発生を抑制できます。
また、充電のタイミングは、バッテリー本体温度が十分に下がってから(目安:常温)行ってください。
■ 膨張バッテリーの取り扱いについて
わずかでも膨張が見られるバッテリーは、以下のような重大トラブルの原因となります:
-
機体から抜けない
-
正常に装着できない
-
飛行中にバッテリーが外れる など
🔺 目視で膨張が確認された場合や、異常が発生した場合は、直ちに該当バッテリーの使用を中止してください。
■ ご注意事項
-
高温環境下での運用は、充電回数に関係なく新品バッテリーでも膨張する恐れがあります。
-
一時的に温度が下がることで膨張が見えなくなる場合がありますが、そのまま使用することは避けてください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後とも、安全・安心な運用にご協力をお願い申し上げます。